共生型サービスで働く魅力とはいったいどのようなものでしょうか。
利用者同士が積極的に交流できるような施設で働くと、結果的に介護職員の負担軽減につながる可能性があると言われています。
障害を持った子供と高齢者が交流するということは、子供にとっては遊び相手が見つかるというメリットが生まれ、高齢者は子どもと接することで前向きな気持ちになれるというメリットがあります。
今までは介護職員がレクレーションなどを行って高齢者の相手を務めていたところ、利用者同士が自分に出来る範囲で相手を務めるというのは新しいサービスの形です。

人と人の繋がりは、孤独になりやすい高齢者の気持ちを変えるきっかけとなります。
今まで社会であまり必要とされていないと感じていた高齢者が、施設で障害のある子どもの遊び相手になるという役割を持たせることで、高齢者自身が刺激を受けることもあるでしょう。
そうなることで介護職員の精神面、時間面での負担軽減につながるという声もあります。

他にも給与面のメリットが生まれる可能性もあります。
共生型サービス事業で認定を受けると、その分の報酬を請求することが可能になり、国からの報酬が手厚くなることで、サービス内容が充実したり、職員の給与が改善されたりという魅力があるのです。
今後、高齢化がますます進む日本では、共生型サービスを拡充することで、利用者と介護職員の双方がメリットを受けやすい魅力があるのだと言われています。